鑑定例

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ホロスコープチャートリーデイングご紹介にあたって



 ホロスコープチャートの星々は、
私たちがこの世に誕生して産声を挙げたその瞬間、その日その時間の星々の位置を示します。


地図 (雨しずくと融合する月桃のつぼみby宮古島)


 ある意味,自然と共生しながら生きる日常が必然な私たちに取っては、自然摂理の反映のお知らせですね。
その瞬間の星々の反映お知らせですからあるがままな情報が無作為に無慈悲にお知らせされます。

自然の摂理とは、何方にも抗うことができません。

心地良いお知らせもある一方で、心をかき乱す無慈悲なお知らせもあります。
つまり、自然(宇宙)バランスの采配なのですね。

自然(宇宙)バランスの采配は、
深い愛が込められてそれぞれの方々に克服できる範囲の定めのお知らせとなります。


 星々のお知らせは
自然と共生する様に
自分自身と向き合い
自分自身を確認する流れの中で克服出来ます。

他力本願でなく、自分自身なのです。




第126代令和天皇 陛下徳仁(なるひと)殿下ホロスコープチャート


地図(徳仁殿下のホロスコープチャート)


 恐れ多くも第126代令和天皇陛下徳仁(なるひと)殿下のホロスコープチャートをご紹介させて頂きます。

 そこに至る選択判断としては、
国民に愛された天皇で万人に理解しやすいと判断したからです。



洗練された配慮と晩年に示される活躍


地図(太陽系の星々)


 ザックリと伝統的占星術のご理解認識と全体像のご説明からです。



 今上天皇陛下徳仁(なるひと)殿下の全ての事柄に影響を与える核なるうお座の太陽は、天球の太陽が全ての動植物の生活圏に灯かりを灯すように全ての事柄に息吹を吹きかけます。


 その唯一無二の太陽は、四つのロイヤルスター(王家の星)の一つフォーマルハウトとコンジャクション(0度)している事から強力な星の下のお生まれであることが増強され示されています。


 そして、このうお座の太陽を含めて主要な星々がホロスコープチャートの右側に位置している事から洗練された自然体で配慮の基本姿勢、所作が伺われます。

更に晩年に活躍の機会が与えられている事も示唆しています。

(※フォーマルハウトは
  紀元前2.500年頃、冬至の目印でした。)




 核なるうお座の太陽は7ハウスに位置して、
5ハウスのいて座の木星とセクスタイル(60度)でアスペクトを形成しています。これは、無理のない自然体の状態です。自然体の優しさ思いやり幸運体質(前向き)など伺う事が出来ます。

そして、いて座の木星は太陽が位置するうお座の支配星なのです。
更に、位置するいて座の支配星でもあるのです。つまりダブルで幸運を掴んでいるのです。

(※木星は、良い条件が揃った幸運の星です。
 ※木星は星座位置で居心地が悪いと不幸な位置になります。)


 この形成は、上品で穏やかで余裕が醸し出される性格と所作を示しています。
他に天皇家が担う大切なお役目の国家、国民の安寧(あんねい)と繁栄をお祈りする宮中祭祀については、天皇家の申し子として誕生した可能性も示しています。






天皇家に誕生したのは自らの意志



 長年伝統的占星術に関わりさまざまな出来事を体験し目の当たりにして会得して必然的に導いた事柄ですが、全ての方々は、ご両親を選んでお生まれになっています。

地図


 つまり、今上天皇徳仁(なるひと)殿下も、ご両親の平成天皇、皇后陛下を選んでお生まれになったのです。良い条件の幸運の星々を引き連れた好条件です。

 ご身分が天皇家を担う後継者ですから日本国民の平和と幸せを祈る象徴としてのお約束をされて納得した上でお誕生されたのです。





世界に誇れるカリスマ性




 更に、いて座木星は、
両極端な体験を強いるおとめ座冥王星とトライン(120度)のアスペクトを形成しています。
この形成は、カリスマ性を示します。
安定感で無理のない状態です。


地図




 おとめ座冥王星は、1ハウスに位置しています。
示される事柄は、自らの本質です。

 1ハウスに位置するおとめ座冥王星は、研究熱心で完璧主義な可能性を示し何度も何度もリセットしてやり直しを繰り返す凄まじい展開を経験するプロセスの中で経験則として超越した魅力を磨き挙げ、やがてカリスマ性として自らの本質に反映され必然的に尊敬されて行きます。

それぞれの星々が位置するハウスから深読みすると、象徴天皇としての尊敬と畏敬の念が注がれる天皇です。
(※冥王星は、
  ご先祖様を示すとも言われています)





 更にビジュアル的要素としても
アセンダントしし座で畏怖堂々とした雰囲気が示されます。
太陽と木星の組み合わせで上品で余裕が醸し出される雰囲気と所作が加わる事で世界に誇れる日本の象徴たる天皇の魅力を一心に誇示しています。






試練の時間→自らの本質に辿り着く時間





 ところがおとめ座冥王星は、一方で
うお座太陽と、タイトなオポジション(180度)のアスペクトで思いの丈が中々理解されない膠着状態の忍耐の時間が与えられます


地図 夕日by宮古島


 太陽が位置するうお座の支配星は、木星です。
そして、いて座に位置して良い状態です。

ところが
冥王星が位置するおとめ座の支配星は、水星でうお座に位置しています。
この位置の水星は、Detri,Fallで傷ついていることから発言の機会が中々与えられずに挙句の果ては、オミットされてしまいます。

(※うお座水星のFallを日本語に訳しますと失脚となります。周りとの垣根が認識できず表現方法に難があります。
 ※2004年(平成16年)05月10日当時皇太子妃雅子さまの人格否定発言で皇室内外での悲惨な孤立が浮き彫りにな
  りました。現在は、少しづつ詳細になってきました。約30年近くも膠着状態だったのです。)




 通常、オポジション(180度)の形成は、人情としては、避けたい試練なのです。
けれども試練を克服したのち、天球の星々の様に煌めきます。

 現実的に克服したのちに反映される事柄としては、
カリスマ性が磨かれて近寄りがたい神々しさと憧れのような希望を与える存在になるのです




 象徴天皇に対して失礼を顧みない不敬な説明となります。(ご容赦下さい)
避けたい、けれども捕まってしまうハードに示された星(思い)との関わりについてご説明をさせて頂きます。


 あくまでも可能性としてですが
うお座太陽のうまれつきの垣根のない思いやりで他者に対して分け隔てなく対等な関係を求める姿勢が、崇高なご身分、象徴天皇として与えらた環境と綱引き状態になるのでしょうね。

この綱引き状態を
自ら知る事(悟る)で自らに与えられた本質を何度も会得して克服するのでは、と星読み推測しています。


 自然界では光があたれば、反対側に影が存在します。
私たちに起きる事、全てこの様な表裏一体の関係性を確認理解する事なのです。
その様な経験則から会得した感覚、情報で軌道修正する事で克服する様に感じています。






自らを愛する必然性






 ホロスコープチャートに示された星々は、様々な可能性を示唆します。

私たちは、広大な宇宙の中に構成する唯一無二の小宇宙としての存在であることを示してくれます。
ホロスコープチャートを壮大な宇宙マップ的な媒体として天球の反映として星々が示している様に解釈させられること、多々あります。


                


 そして、無心に学ぶ程に自ら選んだ人生であることを知らされる体験をする事、多々あります。
それ故に自ら選んだ人生、自らを信じ自らを愛する必然性に辿り着きます。
(※利己的でなく、
  宇宙的視野は必須です)


もちろん、経験則としてです。





平成天皇に倣う☆たおやかさを独自のしなやかさで令和天皇ワールド💛~





 お話寄り道しました。申し訳ございません。
今上天皇陛下徳仁(なるひと)殿下のハードアスペクトのお話に戻します。
(※みずがめ座に位置する私の水星のクセです。お話があっちこっち飛びます。)

 うお座太陽とおとめ座冥王星、オポジション(180度)のアスペクトで思いの丈が中々理解されない膠着状態の忍耐の時間が与えられる関連のお話の続きです。


 このハードな試練の星の配置、何故か避けられない試練の渦に入ります。
克服法は、自らの悪しき癖に気付く事だけです。


悪しき癖に気付くまで忍耐の嵐の中に晒されます。
自らの問題として悶々と悩みます。


              



 それでも
手立てはないのか模索してみました。

さまざま模索する中で
もしかすると、歴代天皇から妙案が導けるのでは、との思いを巡らせホロスコープチャートを出してみました。
歴史は巡ると言います。その思いからの発想と試みでもあるのです。



 明治天皇までさかのぼって調べました。
本来ならば、もっと出したいところですが、 それ以前は、出生時間不明なので省略しました。



 多少克服する糸口が見つかりそうな気配として父親であります平成天皇にございます。
けれど、それはただ、参考程度になります。


 平成天皇に示されたホロスコープチャートは、十字を描くハードなグランドクロスが示されています。これは、過酷なテーマの難題が示され与えられて身動きの取れない状態を示す状態です。


 しかし、自然界全ての万物の摂理は、表裏一体の関係性でつながっています。

グランドクロスに示された難題に少しでも適切に対処できれば、偉業を成し遂げる力が備わり、人智を超えた人格に形成される事も同時に示されるのです。



地図 平成天皇



 ここで、平成天皇陛下の
ホロスコープチャートに示されたグランドクロスの星々の形成内容を参考までにご説明させて頂きます。


 1ハウスやぎ座火星と7ハウスかに座冥王星がオポジション(180度)しています。
そして、あと一つの軸、10ハウスのてんびん座木星と4ハウスおひつじ座天王星オポジション(180度)を交差させてグランドクロスを形成しています。



 天球の星々は、自然界の摂理の一翼を担う役割として常に定められた周期で動きます。そして天王星、冥王星は動きの遅い星ですから時代背景を如実に示します。


 平成天皇が誕生されたのは、1933年12月23日06時39分です。
その頃、時代背景として戦争一色に染まり、 戦争に明け暮れていました。
日中戦争(1937年~1945年)を始めとして第二次世界大戦(1939年09月01日~1945年09月02日)が勃発して多感な頃を戦闘色の暗い渦の中で育まれました。


 この天王星、冥王星二つの星が絡んでグランドクロスを形成させる訳ですから、課せられた苦労の度合いは並大抵ではないです。毎日嵐の中に置かれている状態です。


 平成天皇は、2019年04月30日85歳で、 前代未聞の生前退位をなさいました
前代未聞のあり得ない出来事を成し得た星の配置は、こちらのグランドクロスの可能性高いです。
もちろん、他の要素も加わります。


 グランドクロスを形成しています火星、冥王星、木星、天王星の星々は
グランドクロスを構成する一翼を担う定めの役割として、それぞれに苦しみを与えます。
けれども目的を定めるとポジティブで積極的に目的を果たします。

(※毎年巡ってきます、春夏秋冬のスタート春分、秋分、夏至、冬至は、それぞれの季節の到来を示します。
  平成天皇に示されたグランドクロスは、その様な重要な位置に配置されているのです。)



 それらを裏付ける様に、その様な過酷な嵐の中に置かれても、それらの星々ををサポートするうお座の月は、3ハウスでJoyが与えられています。居心地の良い状態です。これは、感情的に起伏が無くて、直感で動くと何かに導かれるように動きます。


更に、月が位置するうお座の支配星木星は、天頂でMCとコンジャクション(0度)しています。さらに付け加えるとASCの支配星でもあるのです。これは政府関係者及び有識者を説得出来る可能性を示します。




 出生図では、可能性として
口下手で説得力として多少難があり、双方の話し合いが嚙み合わず時間を必要とします。
けれど、グランドクロスに示された星々が揺るぎない魂を研磨したと過程するならば、必然的に身体全体からオーラーのように湧き出る熱意の迫力が加わり、迫真の説得力になります。


その辺り、政治に疎い私で、確認の術がありませんが、、、、
研磨された熱意の魂の迫力が政府関係者及び有識者の心に届いたとすれば、願いは、成就ににつながります。


 ASCは8ハウスの支配星太陽がコンジャクション(0度)しています。
これは、常に命がけの状態に置かれている事を示すものです。
その事からも、妥協許さない渾身の命がけを思わせる鬼気迫る迫力が加わった様に推測しています。

(※2616年来の皇室の伝統を一変させて、1959年平民出身の正田美智子さまとご成婚されます。
 こちらもグランドクロスの配置が示すことです。故に何れが示されているのか判断に悩むところです。

 ※てんびん座木星は、美智子平成皇后さまのてんびん座太陽とコンジャクションしています。
  夫唱婦随の反対の婦唱夫随の関係でしょうか、、、、)


平成天皇に示されたグランドクロスの説明はここまでです。



              




 日本国の象徴、日本国民の安寧(あんねい)と繁栄をお祈りする宮中祭祀の担い手で神に近い存在の第126代令和天皇陛下徳仁(なるひと)殿下に恐れ多くて進言できません。


 只、ホロスコープチャートに示された星々からのお知らせとしてご紹介させて頂きます。
平成天皇に倣うとすれば、このグランドクロスの星々が示されたお知らせと対峙克服された「たおやかさ」が参考になる
ように推測しています。

 違うところは、「たおやかさ」でなくしなやかな所作で国民に人気を得て、改革めいたことをなさる様にリーディングしています。


(※「しなやかさ」と「たおやかさ」の違い
 しなやか→女性的で柔らかな姿勢。しとやかで上品な態度。
 たおやか→弾力に富み柔軟な姿勢。上品で優美な態度。)










星々から読む活動反応





 今度は、今上天皇徳仁(なるひと)殿下の星々が示す活動反応の流れ傾向をご紹介します。

 うお座太陽の思いや拘りをやぎ座の月が即座に反応してお伝えをします。



             



 けれど、土星が側でサポートの形で抑制をしますので、即反応でなくて熟慮の上で冷静なお伝えになります。土星の示す方々は、雅子皇后さまや長子の敬宮愛子さま、側近の侍従(じじゅう)のアドバイスになります。



 更に付け加えるならば、幼い頃から受けています帝王学の賜物でシッカリ身に付いている事でしょうか。月は四歳までの環境を示します。つまり「三つ子の魂百まで」と言われる様に帝王学で身に付いた事柄が冷静な行動に反映するのです。
(※一歳三か月より
  東宮侍従の濱尾氏が養育係としてお仕えする)




 この土星は、今上天皇徳仁(なるひと)殿下のホロスコープチャートの星々の中でスコアが高いです。更に恒星のベガをコンジャクション(0度)で引き連れている事から強力なバックアップです。やぎ座の月に恩恵を与えます。
(※ベガは
  七夕の織姫星です)




 もしも、この土星のサポートがなければ、即座に無分別な行動を取る可能性が示唆されます。それは、やぎ座の月は傷がついているからです。



 それはなぜでしょう~
 伝統的占星術は、古代インド(アーユルベーダ)から古代ギリシャに伝わったとされる四体液説を四元素として取り入れています。


四元素は、紀元前(384年~322年)の哲学者アリストレスの説「四元素は主に月下界(地上)の物質を構成する」と言う説から来ています。(※占星術の為に派生したものではありません)


 アリストレス説四元素



 その四元素では、
 やぎ座の位置は、冷&乾(地)の環境で黒胆汁質(ゆううつ質 )で現実的な気質です。
そこに位置する月は、冷&湿(水)の性質で粘液質なのです。

 月の特徴は感情に反応して即座に動きますので、慎重に構えるやぎ座の位置が嫌いなのです。故にバランスを崩して月のマイナス面のみが目立ってしまうのです。




 さて、お話を戻しましょう~
 星々の活動反応の流れに戻します。


太陽の思いを冷静に受け止めた月は、水星が示す言葉を媒体としたコミュニーケーション能力に託します。ところが水星も傷ついています。

けれども、こちらの水星も
土星のサポートで冷静な土星からのサポートを受けて難を逃れます。

 人間関係を示す金星、エネルギー源を示す火星も同様に反応して様々展開を示します。火星は6ハウスでjoyで自らの健康に配慮されて、前向きでエネルギッシュな活動をされる様子を示すものとなります。

 道徳性を示す木星は、とても良い状態です。
今上天皇徳仁(なるひと)殿下の核なる太陽の支配星でもあります。幸運体質の星です。

そしてこちらの年齢期で天皇に即位されました。
幸先の良いスタートで、 理想的な形での即位です。



新しい時代の息吹の鼓動に包まれたようです。
日本国の未来に幸あれ~~~~~☆★



             













歴代天皇試練軸の比較







  明治天皇から歴代天皇それぞれに共通するところは、天王星との組み合わせのアスペクトです。
ここでは、歴代天皇それぞれに与えられた試練軸比較としてご紹介をさせて頂きます。


 簡素なご説明をさせて頂きますと

明治天皇は、新しい時代の君主として京都御所から東京への遷都
大正天皇は、側室制度の撤退
昭和天皇は、敗戦を受けて政治的行為禁止され現人神から国民の象徴へ
平成天皇は、生前退位
令和天皇は、未来永劫に向けての改革~~~~~☆★となります。



 天王星は、84年の歳月かけて天球を巡ります。
つまり、ホロスコープチャート360度の円を一周するのです。
故に時代背景と言う大きな波を受けて切磋琢磨しながら経験則として独自色を醸し出します。


 天王星に示される事柄は、
新しい時代の幕開けとしての副産物として派生する革命的で斬新な事柄になります。
理解しやすい解釈方としては、人間業で抑制出来ないブルドーザーの様なパワフルな迫力のイメージです。



 ちなみに冥王星は、249年の歳月かけて天球を巡ります。
そして根底から社会情勢を変える事柄を示します。

 故に今上天皇陛下徳仁(なるひと)殿下に示された太陽と冥王星のオポジション(180度)の形成配置は、260年続いた徳川幕府が終焉に向かい、新しい時代を展開させた時代の流れの様に大きな時代の変化の波を示唆する可能性があるのです。




 そして、再度天王星のお話に戻します。
現在2022年06月天王星の位置は、おうし座に巡って来ています。
2019年03月07日におうし座に84年ぶりに巡って来たのです。
(※84年前は、1935年(昭和10年03月29日)
  戦争の息吹が吹きだしたころです)



 令和のスタートは、2019年05月01日です。
改革の象徴星、天王星に先導されているようにも思える幕開けです。


 そして、運命に導かれる様に 天球を二周前に巡っていた時期
(※1852年(嘉永05年)
 徳川幕府第14代将軍家茂(皇女和宮の夫))

同じ、おうし座天王星が巡っていた時期にお生まれになりました明治天皇からご紹介をさせて頂きます。
ご紹介にあたっては、簡素なご紹介のみとして伝統的占星術的解釈は省略させて頂きます。






明治天皇



地図  明治天皇




 近代国家の礎を精力的に成した大帝です。
大日本帝国憲法公布、日本が初めて直面した外国との戦争、大本営で直接指導に当たられたと言われています。


 明治天皇は、京都御所で女官に囲まれて大切に育てられた暮らしが一変し、新しい時代の 国を率いるに相応しい
立派な君主像をたたき込まれたのです。


 そして新しい時代に向けて東京へ遷都します。
それまで歴代天皇にご面会なさるには、京都御所内では、御簾(みず)越しにご目通りなさいました。その環境と対照的に、各地を行幸(ぎょうこう)するようになったのです。


 これは、新しい時代の日本の君主が将軍ではなく天皇であることを全国に知らせるためであったのです。さらに、昭憲皇太后とともに積極的に洋装や洋式文化を取り入れ、近代化を先導したのです。その事で国民の間にも西洋の知識や文化が伝わり、「文明開化」が叫ばれることになりました。



 明治天皇に示された天王星です。

天王星(Rおうし座06.15)と冥王星(Rおうし座00.36)コンジャクション(0°)
天王星(Rおうし座06.15)と太陽(さそり座10.55)オポジション(180°)





大正天皇



地図 大正天皇




 大正時代は15年の期間で、とても短いです。
そして印象として薄いです。


 大正天皇は、側室の子としてご誕生されましたが家庭を大切に思う思いから側室制度を廃止します。
後継者としての親王4人(昭和天皇、秩父宮雍仁親王、三笠宮嵩仁親王、高松宮宣仁)に恵まれた事から意義を唱える人は、少なかったようです。


 当時の天皇は、現人神(あらひとがみ)としての環境下におかれて雲の上の存在でした。
特殊な環境の伝統を重んじる皇位継承者としての側面も持ちながら瀕死の重病を患う強弱体質としてお生まれになります。それ故により一層強固な意志を育む事を強いられた環境でした。

 ホロスコープチャートでは、死神がへばり付いているような人生が示されています。その様な過酷な環境に置かれても側室制度を廃止したのです。


 大正天皇は、明治天皇と側室柳原愛子(なるこ)の子として誕生します。
宮中の伝統制度に倣(なら)い生後まもなく中山忠能(ただやす/華族出身で明治天皇の生母(側室)の父つまり祖父)が皇子お世話係に任命されたことから中山邸で6歳まで帝王学を学びながら暮らします。

 その後は、生母でなく明治天皇の皇后の子として帝王学を受けます。
大正天皇は、生母が柳原愛子(なるこ)である事実を知ったのは、16歳頃になります。その頃、彼女は乳母として仕えていました。事実を知らされても彼女に厳しくあたり、信じようとしなかったそうです。けれどもごご臨終の間際、手を握り看取ってくれたのです。


 大正天皇の生涯は、強弱体質でお生まれになったことから様々な面で流転の人生の展開があります。

 中山邸での幼少期は、幾度も瀕死の重病を患います。専門の漢方医をお抱えになり、強い漢方薬の荒治療を行った結果、快方に向かい3歳でようやく歩けるようになります。

 そして学習面では、幼年期個人授業の後、学習院初等科に途中入学して中等科に入学するのです。
けれど、病弱で勉学の遅れからそのまま進学させると劣等感が強まり、君主にふさわしい性格を育成できなくなると判断され中等科1年で退学させられます。その後は、それぞれの分野で一流の師を招き、ほぼ休みなく詰め込み教育が行われました。結果として、その事が悪循環を繰り返す要因となります。


 いつまでも快方に向かわない大正天皇の静養地下記が建てられました。

沼津御用邸  (1893年築/14歳)
葉山御用邸  (1894年築/15歳)
日光母沢御用邸(1899年築/20歳)
塩原御用邸  (1904年築/25歳)

それぞれの御用邸に長期滞在して静養するようになりました。



 身体がすぐれない中で天皇陛下に即位をして崩御するまでを下記に並べてみました。
47年と言う短い人生を虚弱な体力を振り絞る様に生きた奇跡の人生でした。

1912年07月30日大正に改元し32歳で大正天皇に即位する。

1919年末(39歳)に風邪を引き公務に支障きたし始めます。
1920年 (41歳)長男の皇太子裕仁親王(19歳)が公務を代行することになりました。
1921年 (42歳)意思の疎通が交わせない状態となり、皇太子裕仁親王(20歳)が摂政として任命される。
1926年 (47歳)12月25日崩御。




 大正天皇に示された天王星です。

天王星の意味は、突然ですから、常に突然の病に翻弄されたのでしょうね。

天王星(おとめ座04.46)と太陽(おとめ座07.08)コンジャクション(0°)
天王星(おとめ座04.46)と木星(Rうお座07.4)オポジション(180°)






昭和天皇


地図 昭和天皇



 歴代天皇の中で在位期間が62年と長く激動の紛争の時代の君主でした。
1926年(大正15年)12月25日25歳で昭和天皇に即位して崩御されました1989年(昭和64年)01月07日87歳まで精力的にお務めされます。


 最も印象に残る出来事は、第二次世界大戦(1939年09月01日~1945年09月02日)の敗戦を受けて現人神改め「国民の象徴」宣言したことになります。



 明治以降の政府では、天皇が国家元首と位置づけれています。
けれども実際に政治を動かし活動するのは、内閣や元老でした。
それでも皇太子の頃から病床の大正天皇のご名代として、ヨーロッパ各国を歴訪するなど、外交的な役割は、天皇のお仕事でした。


 1926年昭和の時代になると、
軍部は大日本帝国法を持ち出して
「軍部の統帥権は天皇にある為、政府の方針に従わなくて良い」と言う勝手な解釈を作ります。
これに対して昭和天皇は、満州事変で内閣の不拡大方針に同意し内閣支持を表明されました。


 しかし軍部は、昭和天皇の判断は側近に寄る入れ知恵と邪推します。
それにより側近は窮地に立たされます。
リベラルな立場で戦争に反対にした昭和天皇でしたが、そのご意志は反映されることなく無下に無視されることもありました。


 第二次世界大戦が勃発すると軍部の圧政で参戦を裁可なさいます。
戦況は劣勢な結果となり、 1945年08月14日ポツタム宣言の無条件受諾を決断なさいます。
翌08月15日には、玉音放送で終戦を伝えたのでした。

これまで天皇は現人神としての存在でしたので、国民からは雲の上の存在でした。
このことは、衝撃的な出来事でした。



  敗戦を受けて日本国内の環境は、大きく変化します。
昭和天皇は、現人神から「国民の象徴」と位置づけられます。
そして天皇として一切の政治的行為が禁止されました。


 昭和天皇に示された天王星です。

天王星(Rいて座16.18)と冥王星(ふたご座16.17)オポジション(180°)








平成天皇


 親しみやすい皇族として憲法が規定する「日本国民統合の象徴」となるよう、改革に取り組みます。



※「平成天皇に倣う☆たおやかさを独自のしなやかさで令和天皇ワールド💛~」をご参照下さい。


 平成天皇に示された天王星です。

天王星(Rおひつじ座23.30)と木星(てんびん座22.01)オポジション(180°)






令和天皇


 可能性として、昭和天皇に匹敵する程の象徴天皇の大改革を成し遂げる可能性。



※前出でご紹介の為省略をさせて頂きます。


 令和天皇に示された天王星です。

天王星(Rしし座18.24)とASC(しし座19.23)コンジャクション(0°)
天王星(Rしし座18.24)とMC(おうし座13.10)スクエア(90°)














参照:Wikipedia、Discover Japan